2025/09/02
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院長のながしまです。
私たちの体は、 毎日の食事から得られる栄養素によって作られています。 けれども「忙しくてつい偏った食事になってしまう」「 栄養バランスを整えたいけれど、何を意識すればいいの?」 という悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
ここでは、 無理なく実践できる栄養バランスの考え方や工夫を紹介します。
栄養バランスの基本「三大栄養素」と「五大栄養素」
炭水化物:ご飯やパン、麺など。体のエネルギー源。
たんぱく質:肉、魚、卵、大豆製品など。 筋肉や臓器をつくる材料。
脂質:油、ナッツ、魚など。 効率のよいエネルギー源でホルモンや細胞膜の材料。
これに加えて、ビタミン・ミネラルを合わせた「五大栄養素」 が健康維持に欠かせません。
「主食・主菜・副菜」をそろえる
日本の食文化でよく使われる考え方が「主食・主菜・副菜」。
主食(ご飯・パン・麺):炭水化物を補給
主菜(肉・魚・卵・大豆):たんぱく質を中心に
副菜(野菜・海藻・きのこ):ビタミン・ミネラル・ 食物繊維を摂取
この3つを意識してそろえるだけで、 栄養の偏りがぐっと減ります。
彩りを目安にする
「赤・緑・黄・白・黒」など、 彩りを意識すると自然と栄養バランスが整います。
赤:トマト、にんじん、パプリカ(ビタミンC・カロテン)
緑:ブロッコリー、ほうれん草(鉄・葉酸)
黄:卵、かぼちゃ(ビタミンA・E)
白:大根、豆腐、きのこ(食物繊維・カルシウム)
黒:ひじき、ごま、わかめ(ミネラル)
不足しやすい栄養素を意識
現代人が特に不足しやすいのは「野菜」「カルシウム」「 食物繊維」。
野菜は 1日350g以上 が目安。サラダだけでなく、汁物や炒め物で取り入れる。
カルシウムは乳製品、小魚、大豆製品から。
食物繊維は海藻やきのこ、豆類、雑穀ごはんで補う。
完璧を目指さず「一日単位」で調整
毎食完璧にバランスをとる必要はありません。
朝がパンだけなら昼は野菜多め、夜は魚を取り入れるなど、 一日単位で調整するのが続けるコツです。
まとめ
栄養バランスは「難しい計算」よりも、主食・主菜・ 副菜をそろえることと、彩りを意識することが基本。 少しの工夫で体も心も元気になります。
今日の食事から、ぜひ一つ意識してみてくださいね。