上腕骨骨幹部骨折(じょうわんこつこっかんぶこっせつ)について

  • HOME
  • ブログ
  • 上腕骨骨幹部骨折(じょうわんこつこっかんぶこっせつ)について

いつもご覧いただきありがとうございます!

院長のながしまです。

今回は『上腕骨骨幹部骨折(じょうわんこつこっかんぶこっせつ)』について簡単にお話していきたいと思います!!



まず、上腕骨の説明ですが、上腕骨は字の如く『腕』の骨です。

『上』がついているので上の骨です(笑)
(肘から上の骨を上腕骨、肘から手首までの骨を前腕骨(橈骨・尺骨)と言います)

では骨幹部は?となりますが、上腕骨のような骨を『長骨』と言います。(前腕骨や大腿骨や下腿骨も長骨です➡長いからではなく形状で別けられている)

長骨は骨端部・骨幹部と部位的に名称があり、骨幹部は骨の中間部辺を言います。
骨幹

この部分の骨折を上腕骨骨幹部骨折と言います。

【発生機序】
①直達外力

衝突や強力な外力などが直接骨折部に伝わり骨折します。

②介達外力
・転倒などで手や肘を衝いた際に骨幹部へ介達力が伝わり骨折します。
・野球の投球や腕相撲など筋力の作用によって骨折することもあります(投球骨折・腕相撲骨折

【症状】
変形 : 
骨片転位は著明(前外方凸の屈曲転位)
疼痛 : 
自発痛・動揺痛・限局性圧痛
腫脹 : 上腕全体に強く出現
皮下出血 : 時間と共に上腕の内側から肘や前腕内側に現れる
機能障害 : 上腕の機能は失われるが前腕や手首の動作は可能
異常可動性・軋轢音 : 著名
骨片転位 : 骨折部が三角筋の付着部より近いか遠いかで変わります。

①三角筋付着部より近位での骨折
骨幹6
近位骨片 : 
黄の筋肉(大胸筋など)に引っ張られ内方へ転位
遠位骨片 : 
三角筋・上腕二頭筋・上腕三頭筋・烏口腕筋によって外上方へ転位


②三角筋付着部より遠位での骨折
骨幹7
近位骨片 : 
三角筋により外方へ転位
遠位骨片 : 
上腕二頭筋・上腕三頭筋・烏口腕筋によって後上方へ転位


何か専門的な言葉が多くなりましたが、要は筋肉によって引っ張られる方向がそれぞれある!!ってことです。

【治療法】
・整復
・固定
・後療法

整復・固定に関しては専門的過ぎるので割愛します。

ただ、次回書きますが、骨折部の折れ方によって治療経過が違うので、その辺だけはご理解ください!!
(後療法も簡単ではありますが、次回書かせてもらいます)



今回使用の画像は全てDeAGOSTINI医学大百科人体アトラスより使用しています。