2025/10/29
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院長のながしまです。
ぎっくり腰から身を守るために
— 突然の腰痛を予防・改善するヒント —
朝起き上がろうとした瞬間や荷物を持ち上げたときに「ギクッ!」 と走る腰の痛み。いわゆる**ぎっくり腰(急性腰痛症)**は、 多くの患者さんが整骨院に駆け込まれる代表的な症状です。 今回は、その原因・施術方法・セルフケア・ 生活習慣の工夫をやさしく解説します。
ぎっくり腰の主な原因
筋肉や靭帯の急な損傷:重い物を持ち上げたり、 不自然な姿勢で体をひねった時に起こります。
疲労の蓄積:長時間の座り姿勢や運動不足で筋肉が硬くなり、 ちょっとした動作で痛めやすくなります。
冷え:血流が滞り、筋肉が緊張しやすい状態になることも原因に。
整骨院でできること
炎症期の対応:痛みが強い時期は、 アイシングや電気療法で炎症を鎮めます。
手技療法:筋肉や関節の緊張を和らげ、動きやすい体へ。
骨盤・背骨の調整:再発予防のために姿勢やバランスを整えます。
動作指導:正しい立ち上がり・座り方・物の持ち方を一緒に練習。
ご自宅でできるセルフケア
急性期(痛みが強い時)
安静にしすぎない: 可能な範囲で小まめに動いた方が回復が早いといわれています。
冷却(アイシング):痛みが出てすぐは保冷剤をタオルで包み、 15分程度あてて炎症を抑えましょう。
落ち着いてきたら
ストレッチ(軽度の動き)
仰向けで両膝を立て、腰を小さく左右にゆらす( ペンデュラム運動)
うつ伏せでひじをつき、胸を少し反らす(スフィンクスのポーズ)
体幹トレーニング
四つ這いで片腕・反対の脚を伸ばす「バードドッグ」
腹式呼吸を意識した「ドローイン」
日常生活での予防ポイント
物を持ち上げるときは膝を曲げる(腰だけで前屈しない)
長時間同じ姿勢を避ける: デスクワーク中は1時間ごとに立ち上がりストレッチ
適度な運動: ウォーキングや軽い体幹運動で腰回りを守る筋肉を強化
冷え対策:腰やお腹を冷やさないよう腹巻きや温めグッズを活用
まとめ
ぎっくり腰は「突然」起こるように見えて、 実は日頃の疲労や姿勢のクセが積み重なって起こります。
整骨院での施術と、 日常の小さな工夫で予防と再発防止が可能です。
「痛みで動けない」状態になる前に、早めのケアが安心です。
当院では患者さん一人ひとりの生活に合わせた施術とアドバイスを ご提供しています。腰に不安がある方はお気軽にご相談ください。