『ATP』について②

いつもご覧いただきありがとうございます!

院長のながしまです。

では、今回も前回の続きでATPについて簡単に説明していきたいと思います!!


前回
・リン酸系
・解糖系
・有酸素系
と3種類のATP生成方式があると書きましたが、今回はそれぞれを簡単に説明していきます。
*細かく説明すると専門用語ばかりで意味不明になります・・・ってかそもそも説明できません OTL

①リン酸系
これは特徴としてはATPをすぐに作ることが出来る!!と言うことです。

しかし、残念なことにすぐに出来るがすぐになくなってしまいます。

無酸素下で行われるのですが、運動的には100m走のような競技で主に働きます。

これはATP合成酵素の働きによって、CP(クレアチンリン酸)を使ってADP(アデノシン2リン酸)からATPを生成します。

ADPはCPから『P』を貰ってATPになり、エネルギーを放出し、再びPを切り離してADPの戻る・・・これを繰り返すのがリン酸系なのです!!

上記にも書きましたが、この生成方式は酸素はいりません。

②解糖系
説明にあたり、解糖系が一番面倒です・・・。

よってかなり簡単に説明します!!

この解糖系ですが俗に言う『普通』です・・・。

先ほどのリン酸系がすぐに出来るがすぐになくなる!!と書きましたが、解糖系は

程々に早くできて、程々のスピードでなくなる・・・ってな感じです。

体内にはグリコーゲンとしてグルコースが貯蓄されています。

これをピルビン酸に分解する際にATPが発せします!!

因みにこの時に乳酸も発生します。

乳酸は『悪者!!』なんてイメージが多いですが、単純に考えれば乳酸が多く出た場合は、それだけATPが生成されて沢山エネルギーを消費したと言うことになります!!

ここでも酸素は必要ありません。

③有酸素系
これは生成効率は悪いですが、持続性に大変優れています。

簡単に言えばマラソンなどの長距離に必要なエネルギーです。

有酸素系は先ほどの解糖系の延長上にあると言われています。

先ほど発生したピルビン酸がミトコンドリア内で有酸素下にてATPを生成する方法です。

ピルビン酸はミトコンドリア内でアセチルCoAと言う物質になり、酸素を用いてATPを生成していきます(クエン酸回路・TCA回路などと呼ぶ)

上記にあるようにこの場合は酸素を必要とします。

故に、長時間運動した時に息切れを起こしたときは、単純に体内に酸素が足りていない ➡ 有酸素系でエネルギーを生成するのに、酸素を欲しがっているから、多くの酸素を取り込もうとする訳です!!


ここまで相当足早に説明してきましたが、何となくでも理解して頂けたでしょうか?

まぁ、人間は色々な方法で動いているんだぜ!!って話です!!

以上!! 今回はここまで!!