2023/06/21
いつもご覧いただきありがとうございます!
院長のながしまです。
では、今回も前回の続きで『ATP』について簡単に説明していきたいと思います!!
前回
・リン酸系
・解糖系
・有酸素系
と3種類のATP生成方式があると書きましたが、今回はそれぞれを簡単に説明していきます。
*細かく説明すると専門用語ばかりで意味不明になります・・・ってかそもそも説明できません OTL
①リン酸系
これは特徴としてはATPをすぐに作ることが出来る!!と言うことです。
しかし、残念なことにすぐに出来るがすぐになくなってしまいます。
無酸素下で行われるのですが、運動的には100m走のような競技で主に働きます。
これはATP合成酵素の働きによって、CP(クレアチンリン酸)を使ってADP(アデノシン2リン酸)からATPを生成します。
ADPはCPから『P』を貰ってATPになり、エネルギーを放出し、再びPを切り離してADPの戻る・・・これを繰り返すのがリン酸系なのです!!
上記にも書きましたが、この生成方式は酸素はいりません。
②解糖系
説明にあたり、解糖系が一番面倒です・・・。
よってかなり簡単に説明します!!
この解糖系ですが俗に言う『普通』です・・・。
先ほどのリン酸系がすぐに出来るがすぐになくなる!!と書きましたが、解糖系は
程々に早くできて、程々のスピードでなくなる・・・ってな感じです。
体内にはグリコーゲンとしてグルコースが貯蓄されています。
これをピルビン酸に分解する際にATPが発せします!!
因みにこの時に乳酸も発生します。
乳酸は『悪者!!』なんてイメージが多いですが、単純に考えれば乳酸が多く出た場合は、それだけATPが生成されて沢山エネルギーを消費したと言うことになります!!
ここでも酸素は必要ありません。
③有酸素系
これは生成効率は悪いですが、持続性に大変優れています。
簡単に言えばマラソンなどの長距離に必要なエネルギーです。
有酸素系は先ほどの解糖系の延長上にあると言われています。
先ほど発生したピルビン酸がミトコンドリア内で有酸素下にてATPを生成する方法です。
ピルビン酸はミトコンドリア内でアセチルCoAと言う物質になり、酸素を用いてATPを生成していきます(クエン酸回路・TCA回路などと呼ぶ)
上記にあるようにこの場合は酸素を必要とします。
故に、長時間運動した時に息切れを起こしたときは、単純に体内に酸素が足りていない ➡ 有酸素系でエネルギーを生成するのに、酸素を欲しがっているから、多くの酸素を取り込もうとする訳です!!
ここまで相当足早に説明してきましたが、何となくでも理解して頂けたでしょうか?
まぁ、人間は色々な方法で動いているんだぜ!!って話です!!
以上!! 今回はここまで!!