骨折について④

いつもご覧いただきありがとうございます!

院長のながしまです。

では、今回も前回の続きで骨折について書いていきます。

骨が折れる時に衝撃の掛かり方などによって、様々な状態に折れて行きます。

今回はそのような事を少し書いていきたいと思います。

まず骨折した時にどれ位折れたか?を分類します。

単発骨折 : 1本の骨で1ヶ所折れた状態
複数骨折 : 1本の骨で2ヶ所折れた状態
重複骨折 : 1本の骨で3ヶ所以上折れた状態
多発骨折 : 2本以上の骨が同時に骨折した状態


以上で分類します。

私的には複数骨折と重複骨折を分ける意味が分からないのですが・・・教科書的な話です!!

では、次に行きます。

直達(ちょくたつ)骨折・介達(かいたつ)骨折について説明していきます。


私たちはよく直達外力・介達外力なんて言葉を使うのですが、それを踏まえた説明です。

直達骨折 : 外力が直接働いた部分で骨折した状態
介達骨折 : 外力が働いた事により、その力が直接働いた部分とは別の場所で骨折した状態


直達骨折


介達骨折


何故か木を例に挙げて絵を描いてみましたが・・・

上の絵のように外力が働いた部分(木の付け根)が折れているのが直達骨折です。

反対に下の絵のように外力が働いた部分が木のてっぺん付近にもかかわらず、折れている部分が木の付け根と言うのが介達骨折となります。

こんな感じに絵を描きましたが、実際の外力は直線方向だけではなく、捻じりなどが加わったりと若干複雑になります!!


以上!!今回はここまで!!

 

参考文献
南江堂 柔道整復学―理論編(改定第3版)より一部抜粋