変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう) について③

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いつもご覧いただきありがとうございます!

院長のながしまです。

 

今回は前回に引き続き『変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)』

の最終回となります。

前回までは病因や症状について解説をしましたが、今回は治療や対策を中心に解説していきます!!

【治療法】

毎度のことですが大きく分けて
①保存療法
②観血療法
となります。

保存療法
・筋力トレーニング
・歩行指導
・足底坂
・生活環境改善
・食生活改善
・物理療法
・投薬
などを行います。

初期症状の場合は投薬まで行わなくても筋トレや生活環境改善などにより大半の方が痛みがなくなります。

今回は筋トレ・生活環境改善・食生活改善(要は患者さん本人が自身で出来ること)を簡単に書いてみます。

①筋トレ
変形性膝関節症の場合、太ももの筋肉が重要となります。
ご自宅で気軽にできるトレーニングとしては

a) イスに座った状態で行うトレーニング
イスに座った状態で、片足を床から持ち上げます。
エクステ3

・最初の内は床から踵が離れる程度
エクステ (2)
その状態を5秒キープしてからゆっくりと下ろします(一気に下ろさない)

・慣れてきらた膝がしっかり伸びる程度
エクステ
これを左右5セットずつ行います。

【ポイント】
・力を入れている際は息を止めない(5秒キープする時は声を出して数えると息が止まらない)
・太ももに手を当てておくと力が入ったことがわかります
・足を上に上げようとする力が強すぎると腰回りに力が入ってしまうので注意
・慣れてきたらアンクルウェイト(重り)を100g位からつけてみるのもOK

b) 寝た状態でできるトレーニング
仰向けになって寝転びます。
DSC_0173.jpg

膝の下に座布団みたいなものを入れ、それを膝の裏で押しつぶすように力を入れ5秒キープします。
エクステ4
これを左右5セットずつ行います。

【ポイント】
・力を入れている際は息を止めない(5秒キープする時は声を出して数えると息が止まらない)
・太ももに手を当てておくと力が入ったことがわかります
・強く下に押し付けようとしない(腰や膝に負担が掛かる)

a・b共にですが力を入れる際に絶対に息を止めないようにして下さい。
最初の内はトレーニングに『慣れる』を意識し、物足りないと感じても良い回数で結構です。
慣れたら徐々に強くしていきましょう。



②生活環境改善
私たちの生活の中には結構膝へ負担をかける動作などが含まれます。
それらを自分でチェックして、変更したり減らしたりすることが大切です!!
一例をあげてみますので、該当する方は参考にしてみて下さい。
*自身の環境により変更できないことなども記載されています。参考として下さい。
*生活環境の改善と書きてありますが、プラスして生活習慣の改善もあります。


・床に座っての生活  ➡  イスの生活
・正座する習慣がある ➡  正座をしない
・和式トイレ  ➡  洋式トイレ
・布団     ➡  ベッド
・二階での生活  ➡  一階での生活
・洗濯物など重たいものを持つ ➡  分散させて持つ
・運動をしない  ➡  運動をする
・クーラーが好き  ➡  クーラーで膝などを冷やし過ぎない
・肥満  ➡  ダイエット
・同じ場所に長く立つ  ➡  動く(またはその場で膝を動かす)
・長時間座る  ➡  動く(またはその場で膝を動かす)
・靴を気にしない(クッション性の低い物)  ➡  衝撃を吸収してくれるスニーカーなどに変える   
・歩行姿勢が悪い(特に猫背などの前傾姿勢)  ➡  改善させる
・不安定になる場所がある  ➡  手すりなどを付ける
など

あげたらきりがないのですが、ちょっと参考にしてもらえれば良いかな?と思っています。

③食生活改善
先ほどの②でも書きましたが、肥満体型の方はダイエットが必要となります。
やはり体重が重ければ、それだけ膝関節にかかる負担も増大します。
そういった意味で、食生活を改善できる方はしっかりと見直して下さい!!

*ダイエットは食事を抜くという事は絶対に行わないようにして下さい。



観血療法
日常生活が非常に困難ななったしまった場合は外科的に治療を行います。
・人工関節置換術
・関節鏡下手術
・高位脛骨骨切り術

現在、様々な治療法が存在します。
ご自身のQOLにあったものを選択すれば良いかと思います!!

*自己判断せずに必ずお近くの医療機関を受診するようにして下さい!!