wolffの法則(ウォルフのほうそく)について

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いつもご覧いただきありがとうございます!

院長のながしまです。

今回はwolffの法則(ウォルフのほうそく)について簡単に説明していきたいと思います!!


この法則はドイツの解剖学者Julius Wolff先生が1852年に名付けた法則で、

『正常にせよ、異常にせよ、骨はそれに加わる力に抵抗するのに最も適した構造を発達させる』

と言うものです。

何のこと?って話になりますが、実はこれはとても重要なことなのです。

凄く簡単に言うと

『骨に刺激を加えれば強くなって、刺激の加わらない場合は強くならない』

そんな感じの話です(笑)

人間は生活や運動などで動作を取ります。

その動作によって自然に骨に刺激が加わり骨が発達します。

これは外力に抵抗することで骨が増殖していると言われております。

逆に寝たきりの人や宇宙飛行士のように骨に刺激が加わりにくい場合は骨は吸収され弱くなります。

では、何故刺激が加わると骨は増殖するか?ですが~

メカニズムとしては骨に外力が加わった時、そこに電圧が発生し、カルシウムイオンが集まり、骨組織が形成されるそうです。

現在骨折の術後で早期からリハビリを開始しますが、これは筋肉が衰えるのを防げだけでなく、外力を与えることにより骨の骨折部位に骨の増殖が起こり回復促進に繋がるという訳です!

当たり前ですが、骨折している骨だけでなく、正常な骨も同じです。

外力が加わることによって骨は発達します。

刺激が加わりにくく吸収される場合は当たり前ですが、骨は弱くなります。

これは骨折の原因になったり、寝たきりの原因となります。

自分自身であったり、ご両親やお知り合いで家に籠って出歩かないような方がいる場合は、ぜひ注意するようにして下さい!!


以上!! 今回はここまで!!